Re.museで女性フィッターによるオーダースーツを作ってみた感想・評判 | プロが教えるファッションコーデ術

Re.museで女性フィッターによるオーダースーツを作ってみた感想・評判

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あなたは、「Re.muse」というオーダースーツ専門店をご存知でしょうか?

つい先日も、TV取材されていました。

そんな噂のヴィクトリースーツの動画がこちら。

Re.museのオーダースーツは、巷では”ヴィクトリースーツ”と呼ばれているらしく、「着ればビジネスが上手くいく」といった都市伝説のような噂があるそうです。

この”ヴィクトリースーツ”というものが非常に気になったので、実際にRe.museでオーダースーツを作ってみることにしました。

本記事では、Re.museでオーダースーツを仕立てた時の流れ、私が感じた感想を書いていきます。

是非参考にしてみて下さい。

オーダースーツブランドRe.muse

出典:http://re-muse.jp/

今回お世話になったRe.museは、東京と大阪に店舗を構えるオーダースーツ専門店。

私が最初にお店を知ったのは、経済界のインタビュー記事を読んだのがきっかけです。

なんでも、綿密な採寸による抜群のフィット感と、見た目がスタイリッシュに仕上がるスーツがウリとのこと。

そして何より気になるのが、着れば「成功に導かれる出来事が起こる」という、ヴィクトリースーツと呼ばれる由縁になったジンクス、、。

これってどういう事??(笑)

私は他のお店でオーダースーツを何度か作ったことがありますが、全て簡易なパターンオーダーだったので、「そろそろもう少し良いオーダースーツが欲しいな」と思っていた事もあり、この真相を探ってみる為にも、一度仕立ててみる事にしました。

実際のオーダーの流れ

電話予約

まずは電話で予約をすることに。

Re.museに電話すると元気な女性スタッフが出てくれ、丁寧かつスムーズな対応。さっそく来店日を伝えました。ちょうど予約が空いていたとの事で、予約完了。

(そうそう。これは余談ですが、オーダースーツ専門店は、まず予約をしてから行かれることをおすすめします。なぜなら、予約をせずに行った場合、既に他にお客さんが来店されていて、自分がゆっくりスタッフと話すことが難しい場合があるからです。)

後述しますが、オーダースーツ専門店では”ヒアリング”という時間を設けており、この時にどれだけじっくりスタッフと会話ができたかで満足のいくスーツが仕上がるかが決まります。

満足のいく一着を作るためにも、まず予約されることをおすすめします。

お店へ向かう

予約当日。

お店は東京と大阪にありますが、私は大阪在住なので大阪店へ伺いました。

お店の場所は御堂筋と堺筋のちょうど真ん中。

最寄り駅は淀屋橋と北浜で、それぞれ駅から徒歩5分ほどで行きやすい場所です。

お店の外観は、こんな感じ。

少しレトロなビルの雰囲気が好印象。

3階なので、入るのに少し勇気がいる気もしますが、一階の入り口から入ってみました。


3階がRe.museです。


お店はオープンなガラス張りではないため、”プライベート空間”という表現がしっくり来る、落ち着く空間。。誰かに見られることも、話を聞かれることも無いので、店員さんと綿密な話ができそうです。

おしゃれな雰囲気に最初は緊張したけれども、次第に居心地がよくなってきました。

ヒアリング開始

オーダースーツ専門店では、まずヒアリングから始まります。
Re.museはスタッフが全員女性なので、少しドキドキしてしまいます。


ちなみに、Re.museに行った事のある知人から聞いていたのは、

最初に出されるコップ!

なんかすごいデザインのコップで飲み物が出てきたと聞いた事があったのですが、

これかー!!(笑)

確かにすごい個性的で豪華なコップです。

沖縄の陶芸家さんにわざわざオリジナルで焼いてもらったコップらしい。

お店のこだわりが垣間見える最初のおもてなし。うーん、さすがです。

インパクト大!

そこから本格的にヒアリングに入るのですが、

まず、一般的なその辺にあるスーツ屋のヒアリングの内容は、

  • どんなスーツが欲しいか
  • どんな生地でスーツを仕立てたいか
  • どんなスーツを持っているか

といったことを聞かれるのが普通。

しかし、Re.museのヒアリングは独特で驚きました。

内容としては、

  • 現在、どんな仕事をしているか
  • 仕事でどんな結果を出したいか
  • 周りからどう見られたいか
  • どんな人間になりたいか

このように、未来の目標や夢を聞かれたので、想定していたヒアリングじゃなくてびっくり。

スーツを仕立てに来たのに、未来の夢を聞かれると思わなかった!笑

Re.museはお客様の夢や目標を聞くことで、それを叶えるためにふさわしいスーツを提案してくれるスタイルなんです。


この生地だったらどんな印象で見られるとか


この生地だったら仕事でどういう風に効果を発揮するのか

その理由も具体的で、思わず「なるほど」と頷いてしまいました。

これまで、何となく自分の好みや感覚でスーツを選んでいたのに、
スーツに対する考え方が少し変わりました。

なるほど。
なぜこのRe.museがヴィクトリースーツと呼ばれるのか、、
このヒアリングで少しだけ見えて来た気がします。

テーラーさんと色んな話をして、自分が何を目指しているのかが明確になりました。
なんかすげー!

生地決定

ヒアリングで話した内容を元に、スーツに使用する生地を決めます。

当初、私はなんとなくグレーの生地でスーツを仕立てようと思っていましたが、スタッフの方と色々話しているうちに「こっちの方がいいんじゃないか?」と思えてきて、
まさかの想定外の生地で仕立てる事に!

その生地がこちら。

なぜこれにしたのかというと、

“これまで周りから「恐く見える」と敬遠されがちだった自分の印象を、もっとフレンドリーで安心感を感じて貰える印象にしたかったから”

これまでの自分だったら、絶対にチェックのスーツなんて選んでなかったのに、今回は一度チャレンジしてみようと思えたのです。

これまで自分が勝手に決めてしまっていた自分のスタイルを、この新しいスーツが打ち破ってくれそうで、今後の自分の可能性にワクワク。

もしかしたら、この一着が人生のターニングポイントになるかも(笑)

採寸(フィッティング)

続いて、身体の採寸へ移ります。

さて、採寸の技術は、正直お店ごとによって大きく差があるので、お手並み拝見です。

この採寸をどれだけしっかり行ってくれるかでスーツのフィット感が決まるので、採寸はとても重要な工程なのです。


Re.museの採寸は、すごく細かくて驚きました。

私が以前、パターンオーダーを仕立てたお店よりもはるかに細かく、身体の70箇所を1ミリ単位で採寸していただきました。


また、Re.museは”特殊体形補正”という技術を用いて採寸を行うため、一人一人の身体の凹凸にしっかりフィットするスーツが仕上がるようです。

私の身体は結構クセがあり、身長は高く手足が細く長いため、既製スーツを着ると以下のような悩みがありました。

・手足は長いが、胴回りは細いので、スーツを手足に合わせると、胴回りがブカブカになってしまう。
→体型が膨張して見えてしまう
→結局、スーツがブカブカになってしまう・いかり肩なので、スーツの肩が引っ張られてしまい、ジャケットの形がキマらない。
→背中の襟元に登りジワができてしまう
→スーツが肩にフィットしていないので、肩が浮いてしまうように見える・猫背気味なので、背中は窮屈で生地が張ってしまうけど、前は浮いて空間ができてしまう
→身体の前半分と後ろ半分がバランス悪く見えてしまう・腕が細いので、脇から腕回りにかけてブカブカになってしまう
→余ってる部分が多すぎて、シルエットが全然綺麗じゃない
→横から見ると特にブカブカ

Re.museの特殊体型補正は、スーツの型紙を身体の曲線に合わせて補正してくれるため、これらを全て解消したスーツを作ってくれるようです。


さらに、綿密な採寸と合わせて、ゲージスーツで調整を行っていきます。

フルオーダースーツの場合、仮縫いを行うお店がありますが、Re.museはこのゲージスーツでの微調整を行うことで、仮縫い同等のフィット感が得られるようです。

仮縫いを行うために再度来店する手間が省けるのは嬉しいですね。

採寸の最中も、丁寧な説明があったおかげで、さらに出来上がるスーツのイメージがしやすかったです。これは期待できそう!

デザイン選び

続いてはデザイン選びです。


デザイン選びでは、襟の形やボタンの色、ジャケットの裏地の柄などを決めていきます。

スーツにはいろいろルールがあるのですが、それらも丁寧に説明してくれました。

私はある程度スーツの知識はありますが、これだけ丁寧に説明してくれるなら、初めてスーツを仕立てる方も、安心して仕立てを進められるんじゃないかな。

例えば、スーツのジャケットの下のボタンは留めないのが正解。(アンボタンと言う)


良いスーツは、袖口のボタンが本切羽。


など、スーツを着る上で、知ってる様で知らない人も多いルールも、順番に教えてくれます。

ちなみに裏地を決める工程があるのですが、
私はペイズリー柄を選びました^^

裏地の柄も豊富にあったから迷ったけれど、

これが一番気に入ったので、これに決めました。

スタッフさんと盛り上がりながらボタンや裏地を決めていくうちに、とてもテンション上がってきました!

仕上がりが楽しみです。

これでデザインは完了!
お会計を済ませて、今日はここで一度お店を後にします。
納品は約1か月半後!


エレベーターに乗る直前まで、スタッフさんとの話が尽きません(笑)
納品でまたここを訪れるのが楽しみだ。

最後まで丁寧な接客。
気持ちが良いです。

縫製

ここからは職人さんにお任せです。

テーラーがスーツの設計図を作成した後、縫製工場に設計図が送られ、それを元にスーツの縫製が始まります。

Re.museの縫製工場は、国政的なクロージング協会から三ツ星を授与されており、縫製工程の半数以上を手作業で仕立てているとのこと。

最近のオーダースーツ店は簡易な縫製が多いけど、Re.museの縫製は安心できそうですね。


Re.museのスーツは納期が約1か月半程。

仕上がりが待ち遠しいですが、それを待つこの時間もオーダースーツならではの醍醐味ですね。

いよいよ納品

採寸日より一ヶ月と少し経ったある日、Re.museから電話がありました。
いよいよスーツが出来上がったようです!

早速スケジュールを調整して、納品のために再度Re.museへ伺いました。


久しぶりのRe.muse。この一ヶ月半がとても長く感じました。


さて、この中に今回仕立てたスーツが入ってます。

仕上がりの様子

というわけで、ワクワクしながらフィッティングルームに入り、いよいよスーツに袖を通します。

じゃーん!!!

「おお・・!」

パンツを履いた瞬間、思わず声が出てしまいました。

これまで身体にフィットしたパンツを見つけた事のない私にとって、これほど自分の身体に合ったパンツは履いた事がない!

パンツが足に吸い付くようなフィット感!

次にベストとジャケットも、、

なんと。
羽織った瞬間に、自然と背筋がピンとなる感じ。


スーツ全体のシルエットはとてもタイトです。(ちなみに、タイトではなくゆったりめのシルエットも作成可能です)

しかし、着心地は全く窮屈じゃない。

「私って、こんなに細かったっけ?」と思うくらい、足が細長く見えます笑。


裏地のペイズリー柄もキマってます。

見た目も着心地も想像以上の出来栄え。非常に満足です。

また、スーツの型崩れを防ぐために、スーツをひっかけるハンガーも専用で作っているらしく、「ここまでこだわってるのか・・!」と驚き!

この肩幅と立体感、胸の登りが重要らしいです。

たかがハンガーだと思っていましたが、重要なんですね。あなどれない。

あとは、メンテナンスの説明を受けて、納品完了。

気に入ったので着用したまま帰りました(笑)

ちなみに、希望のお客様には、一眼レフカメラで写真を撮ってくれるようで、今回は記念にお願いしてみました。

本格的な一眼レフで撮影してくれるので、少しテレくさい気もしますが、良い記念になりました^^

アフターフォローについて

サイズ変更(お直し)

そうそう。これだけ身体にフィットするスーツなので「体型が変わった時はどうしたらいいんだろう?」と心配になったのですが、Re.museはアフターフォローもちゃんとしてるみたいで、それも説明してくれました。

スーツを仕立てた後に万が一体型が変わってしまった場合も、しっかりとサイズを調整してもらえるそうです。

自分で体型が変わってしまったことによるお直しは、少しお値段がかかってしまうみたいですが、太った時にサイズを大きくすることもできるとのこと。

私はあまり体型が大きく変化する方ではないのですが、これなら、せっかく仕立てた一着なので、長く愛用できるのは嬉しいことですね。

そして、フィットしているスーツを着る事で、自分の体形が変わるとすぐ気付けるので、逆に体型維持に繋がりそうだなと新しいメリットも発見しました。

クリーニング

もう1つ気になったのがクリーニングの仕方です。

どこに出したらいいか分からない場合は、Re.museに頼んでもクリーニング対応をしてくれるとのこと。

一般的なクリーニング屋さんは、いろんな衣類を全部まとめてクリーニングにかけて、まとめて乾燥をするけど、Re.museのクリーニングは職人が1点1点丁寧にやってくれるようです。

少し値段は張りますが、相性のいいクリーニング屋を探しているうちに気付かずコストがかさんでいたりします。それを考えると、Re.museのクリーニングなら他を探す手間も省けて且つ安心感もあり一石二鳥ですね。
クリーニングの詳細はこちら

他店で仕立てたスーツのお直し

あと、驚いたのは、他のスーツ屋で仕立てたスーツや、既製で買った洋服も、お直しでシルエットを整えてくれると言うのです。
これには驚きました。

大体のスーツ屋は、そのスーツ屋で仕立てたスーツしか直してくれません。

しかし、Re.museは”想いが入った洋服を大事に着てもらうこと”を最重要視しているらしく、他店で仕立てたスーツでもサイズ調整をし直してくれるそうです。

これはありがたいサービスなので、ぜひクローゼットに眠っている着なくなったスーツをお直しに出してみようと思いました。

オーダースーツブランドRe.muse

出典:http://re-muse.jp/

いかがでしたか?

Re.museは評判通り、スタッフの接客、縫製技術は本物のお店でした。

抜群のフィット感と、スタイリッシュに見える一着は、着心地の良さはもちろん、袖を通すだけで自信が湧いてきます。

この自信が仕事に好影響をもたらしてくれ、それが”ヴィクトリースーツ”と呼ばれる所以なのでしょう。あなたも是非、この感覚を味わってみてください。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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吉川 要

吉川 要

大手のアパレル会社で紳士服の販売員としてキャリアをスタート。 新卒の販売実績でも全国3位と実績をあげる。 販売員を経て、本社でメンズECサイトの運営・制作の責任者として勤務。 常時2〜3のメンズブランドのスタイリングを担当。 ファストファッションからドメスティクブランドまで幅広くスタイリングできるのが強み。 メンズだけでなく、レディースのブランドもカッコよく着こなすスタイリングなどに定評があります。 ツイッターはこちら

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